交通機関の乱れにメールの行き違い…知っておきたい水星逆行とは

1年の中で、何故か物事がスムーズに運ばず、乗った電車が遅れてしまい、メールでの遣り取りで炎上し、PCが青画面になり、実際には要らないものを買ってしまい失敗してしまう…そんな周期が来ている気配を感じ取ったことは有りますか?コミュニケーションや物事の遅滞、不調が頻繁に起こるのならば、それは水星が逆行している期間だからかもしれません。

水星逆行が来るのは、1年に大体3回か4回で、逆行は3週間程度続きます。水星が逆行すると、期間中は水星が司るものが上手く行かなくなるという影響が出て来ます。水星が司るのは、主に情報や交流、流通、書くことなど。また、物事が全般的にスローペースになり、やり直しも増えるので、スピード感はどうしても落ちることになります。

水星が逆行している期間中は、公共交通機関に乱れが生じ易くなりますので、電車の遅延なども発生し易く、いつも通りの感覚で油断していると遅刻が増える恐れも。コミュニケーションにも行き違いが発生しがちになり、メールの不達や解釈の違いによるトラブルなども増え易くなります。仕事では、交渉にも円滑に行かないといった形で影響しますし、書類のミスや再提出の頻度も増えるなど、影響は甚大です。

しかも、家電を初めとする機械類の故障も増えるので、PCやスマートフォン、携帯電話も不具合を起こし易くなります。また、株やFX、為替相場は安定せず、大きく急変し易くなるなどの状況が起こり得るので、取引をする際には注意が必要となる所です。

これだけ生活や仕事に多くの影響を及ぼす水星逆行ですが、実は、内面に目を向けると違った側面も有ります。水星逆行中は前に進むのは困難ですが、その分、過去を振り返るには最適な時期で、歩みを止めて自分を顧みる時期に充てると良い期間です。古い物を再訪する時でもあり、過去の知人に思い掛けず再会したり、音信不通になっていた友人と再び交流が蘇ったりすることも。過去に好きだった事に戻りたくなる場合も有るでしょう。

ただ、水星逆行時に急にやりたくなったことは、逆行期間中だけの熱だと思った方が無難です。水星逆行が終わると、突如として気持ちが冷めて、全く興味も向かなくなることは多く有ります。一方で、やり掛けたことに再挑戦するには適する時期で、中途で止まっていた創作活動の制作再開や、前に上手く行かなかった料理のレシピに再挑戦することなどはお勧めで、壊れたまま放置した物を直すのも、この時期にやるには最適です。

水星逆行中には、新しいことは極力始めないようにし、現状維持か過去から続けていることを継続するのならば大丈夫だと覚えて置くことが大切です。大きな買い物は時期をずらした方が無難で、重要な交渉や契約は、可能な限り水星逆行の時期に重ならないようにしましょう。避けられない時には、慎重を期して一つ一つの段階をよく確認しながら進めましょう。

また、水星逆行になる前に、PCやスマ―トフォン、携帯電話のバックアップを取るようにすると安心です。この時期は、物事をいつも通りの感覚で始めると間に合わなくなる可能性も有るので、早め早めの行動を取ることで難を防げます。内面的には、過去へ自然と眼差しが向くので、無理に前へ進もうとしないことで良い過ごし方が出来ます。部屋の掃除や心の整理には最適な時期なので、この時期を活かし、混乱した状態を片付けると吉です。

新しい年を迎えたら、余裕の有る時にその年の水星逆行のスケジュールを先に押さえておくと、いざその周期に突入しても、慌てずに済みます。毎年、必ず巡って来る水星逆行に備え、逆行のエネルギーを上手く活かせるようにしてみてくださいね。