ちょっとした興味から中毒に…占いにはまり日常に戻れない時には

最初は、ほんの少しだけ今月余裕が有る分の中から、前から気になっていた有料占いを購入しようと思っていただけだったんだけど、次から次へと番組を購入して見てしまって、ストップすることが出来なくなって…もしかして私って、占い依存状態?そんな風に、占いにはまって抜けられない状況に陥ってしまい、健常な生活に戻れなくなってしまっている状態が有る時には、注意深く占いとの関係や距離感を再調整して行く必要が有るかもしれません。

占いに依存してしまう理由としては、現実の上手く行かないことから離れられ、安全な場所で直接傷を負うこと無く、メッセージや導きを得ることが出来るという所に、大きな要因が有りそうです。自分の事が解らず、自分で自分の事を苦痛の中で決めなくて良いという所からも、外側から答えを出してくれて、自分を誘導してくれる占いに対する依存の芽が、巧妙に芽生えて来るものです。

依存症から脱出するためには、占いから離れる時間を設けることが必須です。別の趣味を見付けて熱中するか、占いに埋没して片付けられていなかったことが有ったら、いっそそのことに没入してしまいましょう。一度、思い切ってきっぱりと占いから離れてしまうことで、事態が改善することも有るのです。心を癒してくれる好影響の有る、自然と触れ合うような趣味がお勧めで、依存症の毒出しにもなります。

私は占いに依存するのはもう止める、と決めたなら、今この瞬間から、思い切ってブックマークを全て外して削除し、可能ならば、ネットサーフィンも必要最小限にするか、避けてしまいましょう。電話占いを利用している場合も、登録を消して対処します。物理的に自分を切り離しましょう。暫くは気になるかもしれませんが、ここが明暗を分けますので、グッと堪えて、インターネットや電話に手を伸ばすのは固く避けてください。

依存した状態は、自分自身を占いに明け渡してしまうということ。例えば、自分自身に原因が有ることで、自分に目を向けて現実に動けば状況が良くなり、前よりもずっと楽に過ごせるようになることまでも、依存心から占いに関わっていると、全て占いの所為だと責任転嫁するようになってしまい、現実の幸福からは遠ざかってしまいます。

占い自体が人を幸せにするパワーを持つのでは有りません。人が持つ自分や周囲を幸せにするパワーを、占いが引き出し、その人自身の努力を後押ししてくれるものなのです。占いが先に来るのではなく、生身で現実を生きている、実際の人がまず先に来ます。占いが有るから人が居る訳ではなく、人が居るからこそ人が活かせる占いが有るのです。

占い好きな友達と疎遠になってしまうのでは、という思いが有って、占いから離れ辛くなってしまっているという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、自分自身を抑圧し、自分の人生を害してしまう状態になってまで、続けなければならない付き合いは有りません。占いから離れても、友情の形が変化して続く場合も有るかもしれませんが、それで終わってしまう友情ならば、新たな縁を求める時期と見ても良いことでしょう。

恋愛と同じように、完全に依存するより、ある程度自立した方が占いとも良いお付き合いが出来ます。占いとの付き合い方や境界線の持ち方は、自分自身で自由に決めて行くことが出来ます。自立心を培い、自分で自分の責任を取り、決断する覚悟を実践の中で培うことで、占いとの関係やお悩みの恋愛などでも、結果良い兆しが芽生えるようになりますので、気分良く生きることが出来ます。怖かった筈のことも、何だ怖くなかったんだ、と思えるよう、勇気を出して変わってみませんか。