塩の浄化パワーの凄さって?日常の場面でも占いでも登場する秘密

塩には、浄化する力が宿っており、穢れとされるものや不浄な気を清めるパワーを持っています。また、心霊的な影響を退け、霊障から身を守る時にも用いることが出来ます。お葬式の帰りにも、お清めの塩を貰う場合が有りますよね。塩が使われる場面によって、その目的はお清めであったり、魔除けであったりしますが、厄を祓い、避けられるようにすることとは、やはり関わりが深く有るものと言えます。

では、塩の浄化力を活かすためには、日々の中でどのような使い方が出来るのでしょうか。最も解り易く、始め易いのが、塩風呂かもしれません。様々な種類が販売されているバスソルトを用意しても良いのですが、自然界の塩、特に海より作り出された天然の粗塩を用意し、自分の手でざっくりとひと掴みを用意して、浴槽に張った湯に入れるだけです。胸まで浸かりゆっくり寛げば、その日一日の疲れと共に、感情面や肉体的な毒素も抜けてすっきり出来ますよ。

また、よく知られている塩の使い方としては、会った後に物凄く疲れてしまったり、怠さや負の感情を受けてしまって気分が落ち込んだりしてしまう相手の気を浄化するために、塩を舐めると回復出来る、というものが有ります。他人のネガティブな思いや感情を吸ってしまう体質の人は、是非お試しください。自分が持っていた負の気を押し付けた相手は、勝手に前よりも元気な状態になりますが、受けた側ばかりが辛い思いをするようでは、割に合いませんよね。

生活環境の気を綺麗にするためによく用いられるのが盛り塩ですが、そのまま置いておくと、どんどんよろしくない気を吸い込み、よろしくない状態の塊となってしまいますので、必ず替えが必要になるものと思った方が良さそうです。替えるタイミングには2、3日や1週間、1ヶ月など複数の説が有りますが、自分で見てこれはまずいな、そろそろ替えた方が良さそうと思ったら、そこがタイミングと思って早めに塩を替えた方が無難でしょう。

意外と試してしまえばあっさり出来て、大きな効果が得られるのが、炒り塩を使った掃除です。掃除したい部屋の床の物を適度に一通り片付けた後に、フライパンで5分程度塩を炒り、炒った塩を部屋の中で淀んだ感じを受ける場所を始め、四隅を忘れずに、隅々まで撒きます。後は、10分以上そのままにして、溜まってしまった良くない気を吸わせたら、掃除機で吸い取れば完了です。これまでの部屋とは別物みたいにすっきり出来ると評判です。

占いの中にも、塩を扱う内容の物がやはり有ります。日本に伝わる「塩まじない」は、塩の持つ乱れてしまった気の流れを戻し、バランスを整えるパワーを活かした物だと言えます。人生の中で無くしたいことや問題になっていることを紙に書いて、塩をひとつまみ乗せてから包んでその紙を燃やし、灰や燃えかすをトイレなどの水に流します。「書いたこととは逆が叶う」というものですが、呪術的な性質が強いので、行う場合の手順には十二分にご注意を。

思い返してみると、日常の場面でも、食物が腐敗するのを防ぐために使われたり、生ものを長く持たせるために活用されたりしているのが塩です。調味料としても美味しく頂ける塩ですので、身近な食材としても馴染み有るものですよね。食べて良し、使って良しの塩をもっと活かしてみるのも、人生を豊かにするひとつの方法としては良いかもしれませんよ。